【アフリカ支援活動の目的】
今、世界では経済、政治、金融、
産業構造、社会制度に
「大きな変革」の必要性が叫ばれております。
遠く離れたアフリカでは、世界規模での「持続的な発展」を実現すべく
各先進諸国の援助協調によりODA(開発途上国支援)が投入され、
社会インフラ整備や、法律、政治、経済、教育などの援助を実施し、
アフリカの人々の自立支援を促しています。
援助の手を止めない理由、それは 世界にはまだまだ多くの手つかずの
「貧困」の問題があるからに他なりません。
貧困に苦しむ人々と裏腹に、
都市部には海外の巨大資本が流入し
その結果、「地域格差」や「民族格差」に起因する
「絶大な貧富の格差」が存在するようになりました。
21世紀。世界最貧国エリアと呼ばれるアフリカ地域では
「深刻な貧困と格差」が巻き起こす様々な問題が起きています。
まるでこれは、現代の「格差社会の末路」を示す縮図のようです。
国際社会の発展ともに、
途上国の人々からの支援の声と、先進国の人々の援助の心が徐々に距離を近づけるようなりました。それと同時に、社会支援活動のフィールドにおいて
民間から有志参加の声が高まるようになりました。NPO法人、NGO団体および民間の団体や、
企業のCSR(社会貢献)活動がそれにあたります。途上国の人々の一日も早い自立を願い、
世界中の人々が少しずつの力を分け合って、毎日「草の根レベルの援助支援」をおこなっています。
支援の方法はひとつではありません。
また、支援によって期待するものが人それぞれ一様で無いことも事実です。
そして、誰だって身の回りにもそうであるように、
世界には星の数ほど多くの「矛盾や隔たり」があります。そんな中で自分で気づいた範囲で少しずつ「物事を善い方向」に変化させていくことが持続的発展への一歩になるのだと思います。
全ての人間が、平等に生きることは不可能だと、僕は思います。
アフリカにも、中東にも、アジアにもアメリカ大陸にも、ヨーロッパにも、そして日本にも、「社会」には常に競争があり、勝者と敗者がいます。
しかしながら、子供の目に満ち溢れる「希望の光」がある限り、「学びと成長のチャンス」は全ての人間の「基本的な人権」として公平に与えられるべきです。そして、
意欲ある人間をできる限り多く「学び屋」に参加させるチャンスを子供たちを与えたい。それが本プロジェクト発足のきっかけとなありました。どうかアフリカの子供たちに「ICT教育」の機会を分け与えて戴けないでしょうか。
皆様より援助の手を差し伸べていただけることを
この場を借りて心よりお願い申し上げます。
2009年9月18日
著:向野宏幸紀
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