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<East Africa ICT Development Supportとは?>

東アフリカの各国におけるICT教育の発展推進を援助する目的で、2009年に発足致しました。

内容:中古物品寄付プロジェクト
地域:タンザニア(東アフリカ)
場所:ザンジバル(南島)
対象:中古PC機器、パーツ、ケーブルその他電子機器類(故障品可)

 
 
 

-日本国内の皆様へ -

本HPをご覧戴き有難うございます。

この度、 途上国支援活動の一環として、
日本でご不要となった中古PC(本体)
故障品、 パーツ類、及びOA機器や
ケーブル類、その他電子機器類を
アフリカへ寄附戴けませんでしょうか。

寄付品は「支援品」として 現地タンザニアのICT教育発展のために、 有効利用させていただきます。

<寄付の模様は本ページ及び NGO「 UR:TH」のHPにて特集予定です。>

厚かましいお願いとは、重々承知しておりますが、遠くアフリカより、皆様の温かいご支援お待ちしております!

 
 

 

アフリカにICT。アフリカから、ICT。

 

【アフリカ支援活動の目的】

今、世界では経済、政治、金融、 産業構造、社会制度に
「大きな変革」の必要性が叫ばれております。

遠く離れたアフリカでは、世界規模での「持続的な発展」を実現すべく
各先進諸国の援助協調によりODA(開発途上国支援)が投入され、
社会インフラ整備や、法律、政治、経済、教育などの援助を実施し、
アフリカの人々の自立支援を促しています。

援助の手を止めない理由、それは 世界にはまだまだ多くの手つかずの
「貧困」の問題があるからに他なりません。


貧困に苦しむ人々と裏腹に、 都市部には海外の巨大資本が流入し
その結果、「地域格差」や「民族格差」に起因する
「絶大な貧富の格差」が存在するようになりました。

21世紀。世界最貧国エリアと呼ばれるアフリカ地域では
「深刻な貧困と格差」が巻き起こす様々な問題が起きています。
まるでこれは、現代の「格差社会の末路」を示す縮図のようです。

国際社会の発展ともに、 途上国の人々からの支援の声と、先進国の人々の援助の心が徐々に距離を近づけるようなりました。それと同時に、社会支援活動のフィールドにおいて 民間から有志参加の声が高まるようになりました。NPO法人、NGO団体および民間の団体や、 企業のCSR(社会貢献)活動がそれにあたります。途上国の人々の一日も早い自立を願い、 世界中の人々が少しずつの力を分け合って、毎日「草の根レベルの援助支援」をおこなっています。

支援の方法はひとつではありません。 また、支援によって期待するものが人それぞれ一様で無いことも事実です。 そして、誰だって身の回りにもそうであるように、 世界には星の数ほど多くの「矛盾や隔たり」があります。そんな中で自分で気づいた範囲で少しずつ「物事を善い方向」に変化させていくことが持続的発展への一歩になるのだと思います。

全ての人間が、平等に生きることは不可能だと、僕は思います。 アフリカにも、中東にも、アジアにもアメリカ大陸にも、ヨーロッパにも、そして日本にも、「社会」には常に競争があり、勝者と敗者がいます。

しかしながら、子供の目に満ち溢れる「希望の光」がある限り、「学びと成長のチャンス」は全ての人間の「基本的な人権」として公平に与えられるべきです。そして、 意欲ある人間をできる限り多く「学び屋」に参加させるチャンスを子供たちを与えたい。それが本プロジェクト発足のきっかけとなありました。どうかアフリカの子供たちに「ICT教育」の機会を分け与えて戴けないでしょうか。

皆様より援助の手を差し伸べていただけることを
この場を借りて心よりお願い申し上げます。

2009年9月18日
著:向野宏幸紀

 


【寄付対象国(タンザニア)からの現場レポート】

「貧困」と「格差」の問題は、常に社会の根本に存在し、そして深遠です。しかしだからこそ、貧困格差問題の解消を実現するための「プラス一歩の前進」に大きな意味があるのだと思います。

タンザニアでは貧困問題の解消のために 「教育」を重視しています。我が国日本が「世界大戦」の後、急速な「経済成長」を遂げた最大の成功要因は、「教育制度」だったと世界で評されるほど、教育とは「国の発展」のために欠かせない大切なものなのです。

そしてタンザニアでは、"国歌"の一節にもある通り
「子供=ワトト」を大切にし 教育を重んじる文化が伝統的に
根付いています。 <参照:タンザニア国歌(Youtube)

 

 

現在タンザニアでは少等教育と中等教育の「義務教育化」が進み、「教育の機会」が全ての子供に100%行き渡るよう、国の制度を整備しつつあります。が・・・、現実はそう甘くありません。


様々な理由で学校に行かない子供たちがいます。地域の「貧富の差」があまりに大きいために、一国の中で地域ごとに大きな「教育の格差」があります。また、全体的に理数系の教育水準は非常に低く、「教育の質」にも根本的な課題があります。

当地ザンジバルは特徴的で、本土とは別に「独自の教育制度」を設置しており、少等・中等教育を「完全に無償化」しようという政策的な動きがあります。しかしながら、それでも年間5,000シル(約400円)の学費を払うことができない家庭が多数あります。他のアフリカ各地では、水汲み等の「労働力」として、学校に行かせてもらえない子供が多数います。

 

 

今回、皆様より寄附賜るPC機器類は、 タンザニアのザンジバル島「ミクングーニ職業訓練技術中等学校」に 寄付致します。

政府の「職業訓練学校」であるこの学校の生徒は、貧しい家庭~裕福な家庭の子供たちまで多種多様。「イスラム教」信仰が強い当地では、写真通り「女生徒は頭に布」を巻くスタイルが制服です。

彼らはタンザニア全土共通の国家試験で、 特に「理系分野で高成績」を修めた「選り抜き」の優秀な生徒たちです。今はまだ10代半ばと若い彼らですが、将来当地・当国のリーダとなり、地域と地域、国と国を結ぶ「架け橋」となり、 「アフリカの未来を担う一員」となることを心より期待します。

 

 

 

補論:「なぜ今アフリカに援助が必要なのか」 
-本当に、アフリカにコンピュータは必要?-

「アフリカとパソコン。」この組み合わせに、「・・・」(はてな)」と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず、当地ザンジバルの田舎地方では「ヤシの木の葉」で作った「100%自家製の家」に住んでいるのが、ここアフリカ「ザンジバルの人々」の生活スタイルです。他の地域も同じく「うるるん世界紀行」に出てくるような僻地が数多く点在するのがアフリカ大陸です。当地の状況は、 日本の20年前を彷彿とさせるような状況といってもよいかもしれません。電気供給は非常に不安定で、「停電や過電流」が多発する状況です。(幼い頃ひとつ屋根の下、両親と家族3人狭いアパート暮らしで、停電が起こっていたことをふと思い出します。)

テレビさえ所有していない人々が大多数のアフリカの人々にとって「パソコン」は非常に高価で「超贅沢品」です。それでも良識ある人々は現代における「コンピュータやIT必要性を十分に理解し、国際社会へ参加しようとしています。人々の関心の高まりと共に、コンピュータを所有する人も少しずつ増えつつあります。 政府高官や裕福な外国人系住民や高所得者層を中心に家庭にパソコンが普及しはじめています。(中には、Vistaマシンを持っている家庭もあります!)特に都市部(首都ダルエスサラーム)を中心に、企業や家庭への「コンピュータの普及」が進んでいる状況です。

その一方、圧倒的多数を占める「低~中級所得層」、自立さえままならない貧困層の人々がコンピュータに触れる一切機会はありません。 電気が無い家庭もたくさん存在します。そのような家庭では軽油や植物油を燃やしてオイルランプの明かりで夜を過ごします。それもそのはずアフリカは世界の「最貧困国」がひしめく「貧困の巣窟」だからです。)

その中にあって、タンザニアケニアと並んで「東アフリカの星」と呼ばれ、今後「南アフリカ」と共にアフリカの発展を牽引していくホープとして各国から期待されています。

 

タンザニアは、アフリカ本土の「タンガニーカ」という王国と、奴隷貿易&中東貿易の拠点として栄えた「ザンジバル諸島」が合併して生まれた「共和国」です。かつては外国に対して保守的・閉鎖的な「社会主義」体制を取っていた国でした。

一昔前は、「世界最貧国」の上位にランクインされていたタンザニアですが、「資本主義」を導入し、経済的にも政治的にも国際社会に開かれるようになった現体制が導入されてからは、海外からの旅行者や中長期滞在者が多く訪れる「アフリカ有数の人気観光スポット」という側面も持つようになりました。タンザニアには海洋資源や動植物などの「自然資源」が豊富にあり、さらに「人々が温和」で、「政治が安定」しており、アフリカ諸国では比較的「治安が良い」とされているなどの理由から近年各先進諸国からの支援が集中し、国家としても、経済的にも目ざましい発展・成長を遂げています。

経済発展は、「所得の増加」や「海外資本の流入」というプラスの変化だけではなく、マイナスの悪影響をももらたらしました。アフリカ諸国では、「急激なインフレ」や、過度の「生活レベル格差」が生まれ、それらが巻き起こす「犯罪」「治安悪化」「環境問題」「教育問題」「医療問題HIV/AIDS)」が至る所で発生しています。このような状況は発展地域ほど顕著で、南アフリカケニアの都市部周辺・国境周辺は「スラムの拡大」や、「民族紛争」等が深刻な状況にあり、既に多くの問題が国際世論から取り上げられています。

アフリカ全土に多数点在する「全ての貧困」解決することは不可能であり、現実的ではありません。 しかしながら、根底に存在する問題を解決する第一歩として、彼らの「自立」を促すための「手段や方法」を提供し、彼らが「彼ら自身の社会」を変えていく、その「きっかけ」を与えてあげることは十分に有効的な援助手段であると私は考えます。そのために必要な「支援」おこない、「若きリーダー」達を育成し、コミュニティーベースの発展と自助努力を促すことが最も効果的な支援であると考えます。

日本とアフリカは遠く離れています。 しかし、交通インフラや情報通信が発達した現代、21世紀に 我々を日本人は史上かつないほどにアフリカとの距離を近くに感じることができるのではないでしょうか? そして、今我々21世紀に生きる地球人は、「インターネットやWEB」に代表されるICTの発展によって 世界に点在する様々な「貧困格差問題」について身近に知ることができるようになりました。

 

今回、このプロジェクトを企画した目的は、アフリカの貧しい人に無料(タダ)で「パソコンをあげる」ためではありません。 これからのアフリカの未来を担うであろう若きリーダーに、パソコンに触れる機会を与え「学ぶチャンス」を提供し、 彼らとともにアフリカにITの光を灯し、今アフリカで巻き起こっている事実について、日本人が知る機会をつくること、それこそが本プロジェクトの最大の目的です。本プロジェクトを通じ、彼らは「日本」という国やパソコンという発明品を理解し、そしてきっと近い将来にアフリカと日本そして世界を結ぶICTの輪を創り出すものと信じて活動をおこなって参ります。

最後になりましたが、本プロジェクトはアフリカのICT発展のための、ほんのわずかの「きっかけ」であり 、本当の活動は「まだ始まってもいない」という認識でおります。今後も中長期に渡り、ドナー(寄付者)アフリカをつなぐ架け橋として、下名に可能な限りの最善の努力をすることを誓います。 皆様の声とご支援をお待ちしております、宜しくお願い申し上げます。

 

図1:「世界の貧困」分布図  Wikipedia「貧困」より引用

国際的な「貧困統計」に基づいて色別に区分された世界地図です。「赤い」部分が特に「貧困が深刻な地域」とされています。緑は豊かな国です。

図2:タンザニア都市部発展の様子(ダルエスサラーム市街地)

政府機関や外国系資本の大企業のビルが軒を連ねるタンザニア首都ダルエスラーム都市部の中心地。昨今高層ビルの建設ラッシュが目立つ。

図3:新教室(第2パソコンルーム予定地)

ある日校長先生に「未使用の教室をPC教室にしたい」と相談された。

今学校にあるPC(10台)は米国平和部隊から寄付されたもの。200名以上の生徒がPCに触れられる機会は、ごく僅かに限られています。

図4:IBMノートブック

 著者が秋葉原で初めて買った中古ノートPC。社会人初のボーナスで買った相棒は、著者からアフリカへの「未来へのバトン」(自称)です。

※データは完全に消去し英語版のOSに入れ替えます。

 

<担当連絡先>
向野 宏幸紀 (Hiroyuki Mukuno)

Email : mkn.hiro.jp@gmail.com
Tel : 077-676-5911 (国際電話:タンザニア +255)

※寄付に関するお問い合わせやご意見を承っております!

<海外配送予定日>
2009年11月10日

<※今回の一括配送の期間終了後も、寄付品の配送は配送は別途配可能となっております。
廃棄を検討されている中古PCや、パーツ、ケーブル類がございましたら、是非お声がけください。>

<国内郵送先>
〒213-0015
神奈川県 川崎市 高津区 末長 510-1 リーブル梶ヶ谷303
コジマユウキ 宛

※配送費用に関するお願い: 皆様よりお寄せいただきます機器類は 11月初旬に日本国内で梱包致しまして、 航空便・船便にて配送予定です。
誠に恐れいりますが、「国内配送費用」に関しましては 原則ドナー(寄付者)の皆様ご負担という形で お願いさせていただいております。
皆さまにご協力いただけますよう、この場を借りて改めてお願い申し上げます。

※送料が高額な場合や、着払いでの配送をご希望の方は 予め担当者(ムクノ)までご一報いただければ幸いです
別途個別に調整させていただければと存じます。

 

最後にもう一度だけ「お願い」を告知させてください。皆様の周囲の知人・友人で
コンピュータ関連の廃棄品、中古PC本体(故障品・動作不良OK)、パーツ、ケーブル類等
不要品をお持ちの方がいらっしゃいましたら、アフリカの子供たちのために
ご寄付賜れますよう、改めて皆様にお願い申し上げます!



ブログ:「ムックのむくむく♪アフリカ成長日誌」ロード To タンザニア!
http://ameblo.jp/urbro/

 


※本プロジェクトにおける途上国への「物資供給」およびその「関連支援活動」は非営利目的であり、国際的な「社会支援活動」として「NGO団体UR:TH」とその代表者によって個人運営されております。

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